管理コンソールのスタートガイド
Red Hat JBoss Enterprise Application Platform の管理コンソールの使用に関するガイド
概要
JBoss EAP ドキュメントへのフィードバック (英語のみ)
エラーを報告したり、ドキュメントを改善したりするには、Red Hat Jira アカウントにログインし、課題を送信してください。Red Hat Jira アカウントをお持ちでない場合は、アカウントを作成するように求められます。
手順
- このリンクをクリック してチケットを作成します。
- Summary に課題の簡単な説明を入力します。
- Description に課題や機能拡張の詳細な説明を入力します。問題があるドキュメントのセクションへの URL を含めてください。
- Submit をクリックすると、課題が作成され、適切なドキュメントチームに転送されます。
多様性を受け入れるオープンソースの強化
Red Hat では、コード、ドキュメント、Web プロパティーにおける配慮に欠ける用語の置き換えに取り組んでいます。まずは、マスター (master)、スレーブ (slave)、ブラックリスト (blacklist)、ホワイトリスト (whitelist) の 4 つの用語の置き換えから始めます。この取り組みは膨大な作業を要するため、今後の複数のリリースで段階的に用語の置き換えを実施して参ります。多様性を受け入れる用語に変更する取り組みの詳細は、Red Hat CTO である Chris Wright のメッセージ を参照してください。
第1章 管理コンソールの概要
管理コンソールは、JBoss EAP の Web ベースの管理ツールです。
管理コンソールを使用して、サーバーの開始および停止、アプリケーションのデプロイおよび削除、システム設定の調整、サーバー設定の変更の永続化を行います。管理コンソールは、サーバーの再起動またはリロードが必要な変更をユーザーが行ったときに、ライブ通知を使用して管理タスクを実行することもできます。
管理対象ドメインでは、同じドメインのサーバーインスタンスとサーバーグループをドメインコントローラーの管理コンソールから集中管理できます。
デフォルトの管理ポートを使用してローカルホストで稼働している JBoss EAP インスタンスの場合、Web ブラウザーを使用して http://localhost:9990/console/index.html で管理コンソールにアクセスできます。管理コンソールにアクセスするには、必要なロールを持つユーザーとしてログインします。
管理コンソールでは、JBoss EAP スタンドアロンサーバーまたはマネージドドメインを操作および管理するために以下のタブが提供されます。
- Home (ホーム)
- 一般的な設定および管理タスクを行う方法を学ぶことができます。ツアーに参加して JBoss EAP 管理コンソールについてよく理解してください。
- Deployments (デプロイメント)
- デプロイメントを追加、削除、および有効化します。マネージドドメインでは、デプロイメントをサーバーグループに割り当てます。
- Configuration (設定)
- Web サービス、メッセージング、高可用性などの機能を提供する利用可能なサブシステムを設定します。マネージドドメインでは、異なるサブシステム設定が含まれるプロファイルを管理します。
- Runtime (ランタイム)
- サーバーの状態、JVM 使用率、サーバーログなどのランタイム情報を表示します。マネージドドメインではホスト、サーバーグループ、およびサーバーを管理します。
- Update Manager
- 既存のインストールを更新し、チャネルを管理します。
- アクセス制御
- ロールベースのアクセス制御を使用するときのユーザーとグループにロールを割り当てます。
1.1. 管理コンソールでのリソース属性の更新
必要な権限を持っている場合、管理コンソールでリソース属性を編集できます。
前提条件
- JBoss EAP が実行されている。
- 選択したリソースを変更するための適切な権限を持っている。
- ユーザーを作成している。
手順
- 管理コンソールにログインします。デフォルトのポートで実行されているローカルサーバーの場合は、http://localhost:9990/console/index.html で管理コンソールにアクセスできます。
- 管理コンソールの適切なセクションに移動し、変更するリソースを探します。
- Edit をクリックします。
必要な変更を行います。
必須フィールドにはアスタリスク (*) が付いています。Help をクリックすると、属性の説明を表示できます。
注記入力フィールドは、属性のタイプに応じて、テキストフィールド、ON/OFF フィールド、またはドロップダウンになります。一部のテキストフィールドでは、入力すると、設定内の他の場所の値が候補として表示されます。
- Save をクリックします。
必要な場合は、サーバーをリロードして変更を反映します。
有効にするためにリロードが必要な変更を加えると、ポップアップウィンドウが開きます。スタンドアロンサーバーをリロードするには、ポップアップウィンドウで Reload をクリックします。マネージドドメイン内のサーバーをリロードするには、Topology をクリックし、適切なサーバーを選択して、ドロップダウンリストから Reload を選択します。
最近実行した設定アクションの履歴を表示するには、通知アイコンをクリックします。
1.2. 管理コンソールの有効化または無効化
/core-service=management/management-interface=http-interface
リソースの console-enabled
ブール値属性を設定すると、管理コンソールを有効または無効にできます。ドメインモードマスターホストの場合は、/host=master/core-service=management/management-interface=http-interface
を使用します。
管理コンソールを有効または無効にした後、JBoss EAP インスタンスを再起動またはリロードする必要があります。
管理コンソールを有効にする場合の例
/core-service=management/management-interface=http-interface:write-attribute(name=console-enabled,value=true)
管理コンソールを無効にする場合の例
/core-service=management/management-interface=http-interface:write-attribute(name=console-enabled,value=false)
1.3. 管理コンソールの言語の変更
管理リソースの言語はデフォルトの英語に設定されています。以下の言語の 1 つを選択することもできます。
- ドイツ語 (de)
- 簡体中国語 (zh-Hans)
- ブラジルポルトガル語 (pt-BR)
- フランス語 (fr)
- スペイン語 (es)
- 日本語 (ja)
前提条件
- JBoss EAP が実行されている。
- ユーザーを作成している。
手順
- 管理コンソールにログインします。デフォルトのポートで実行されているローカルサーバーの場合は、http://localhost:9990/console/index.html で管理コンソールにアクセスできます。
- Settings をクリックします。
- Locale リストから必要な言語を選択します。
- Save をクリックします。確認ボックスに、アプリケーションのリロードが必要であると表示されます。
- Yes をクリックします。システムによってブラウザーが自動的に更新され、選択したロケールが使用されます。
1.4. 管理コンソールのタイトルのカスタマイズ
各 JBoss EAP インスタンスを迅速かつ簡単に識別できるように、管理コンソールのタイトルをカスタマイズできます。
前提条件
- JBoss EAP が実行されている。
- ユーザーを作成している。
手順
- 管理コンソールにログインします。デフォルトのポートで実行されているローカルサーバーの場合は、http://localhost:9990/console/index.html で管理コンソールにアクセスできます。
- Settings をクリックし、Title フィールドでタイトルを変更します。
Save をクリックします。
確認ボックスに、管理コンソールのリロードが必要であることが表示されます。
Yes をクリックします。
システムは Web ブラウザーを自動的に更新し、新しいタイトルがタブヘッダーに表示されます。